「未経験者は損してる」

日本男子の約1割が潜在的な同性愛者。ホモ化するノンケ男子が増加中 

すっかり冷え込み冬が近づいたことを実感する今日この頃。来月にはクリスマスなどカップル向けイベントも多く、ため息混じりに人肌恋しくなる 
季節が今年もやって来たとつぶやいている独身男性たちも多いだろう。そんな季節を前にしたためか、巷ではホモに転向するノンケ(異性愛者)の男性が急増しつつあるという。 

本誌取材班が日本最大のゲイタウン新宿2丁目で聞き込み調査をしたところ、多くの人が「確かに最近は“新入り”が多い。ここ最近はずっと右肩上がり」と証言した。 
いったいどうして彼らはホモに転向したのか。ニューカマーの男性数名に話を聞いた。 

「ぶっちゃけ言うとエロDVDの影響です。見た目は女でおっぱいもあるけど、サオが残っているコと普通の男がヤリまくっている作品とかあるじゃないですか。 
アレを経験したくて、サオ付きの女っぽい男とヤッてみたら全然、できちゃうわけですよ。しかも男だからテクニックがすごい。最初は好奇心で始めたのに、 
今や見た目が完全に男でもバンバンやれるようになりました」(25歳・商社勤務) 

彼の場合は性への好奇心から男に手を出したタイプで、こうした男性は昔から一定数存在した。だが、最近はモテない男性による次のようなケースもあるという。 

「自分、柔道部出身なんスけど、学生時代は丸刈りで、ファッションセンスゼロ。女にもまったくモテなかったんです。で、ある時、OBの先輩に2丁目に連れていってもらったんですけど、 
ものすごくチヤホヤされるんすよ。生まれて初めての経験でした。後で知ったんスけど、オレみたいなタイプって、ホモにとってはどストライクらしいんですよね。 
まったく見向きもされない女を追っかけるより、こっちの世界に来たら引く手あまたなんだから、悪い気はしないッスよね」(26歳・警備会社勤務) 

恋愛ベタな男性が増えたため、彼のような男性もまた増えているとか。中には、35歳を過ぎても女性経験がない男性が、ホモから言い寄られて童貞を捨てるケースも。 

一見、特殊に見える彼らニューカマーたちだが、性同一性障害医療に携わる埼玉県の某診療医師は「彼らは本来の姿を取り戻しただけ」として、こう語る。 

「現在、日本人の4%が同性愛に該当し、潜在的な可能性がある人を含めると9.6%に上るというデータもある。一般の方にはこれだけでも驚きでしょうが、 
現場の感覚としては、この数字は今後、確実に増えると見ています。特に就職氷河期で草食系男子が多いといわれる20代若者にその傾向が顕著。 
就活(仕事)と(自分より)強い女性という厳しい現実を突きつけられて、ある種の“逃避行動”のようにホモ化する。性差の境界線が曖昧な人は今後いっそう増えていくでしょう」 

日本人の約1割が潜在的な同性愛者とのことだが、この数字に驚かない人は「素質アリ」の可能性大だ。