男料理2

親子丼

親子丼は、鶏肉と卵を具材に使うことから名づけられた丼料理です。丼物というジャンルと、低価格に押さえられる鶏肉と卵を使うことなど、自炊生活にはうってつけの男の料理といえます。
ここでは基本的な親子丼の材料とレシピ、バリエーションなどを紹介していきます。


親子丼を作ろう!

親子丼は、丼料理の中でも多くの人に好まれている料理であるといえます。「親子丼」という名前に家庭の温もりを感じること、鶏肉と卵の相性の良さが生み出す美味しさなどに人気の秘密が隠れているようです。

男の料理としての親子丼

「男の料理」として親子丼を捉えなおすと、非常に男らしい料理であるといえます。まず、丼物という料理の形態は非常に男性的なものであるといえます。ご飯を丼から掻きこんで食べるというスタイルや、ご飯をたくさん食べるための濃い目の味付けになっている具材、丼の大きさなど、全てが男性向けに誂えたように出来ているのです。

親子丼の応用力

親子丼を覚えると、料理のレパートリーが一気に広がることも男の料理としての特徴といえます。カツ丼は鶏肉を豚カツに置き換えたものといえますし、卵とじの技法は様々な料理に応用できます。また、鶏肉を豚肉や牛肉にした「他人丼」や、関西の「木の葉丼」も親子丼の延長線上にある料理です。親子丼は、このような応用力の高さも含めて「男の料理」なのです。

親子丼のレシピ

親子丼の主役は、卵とご飯であるといえます。卵とご飯の相性の良さに加えて、割り下と鶏肉から出る出汁の旨さが渾然となってご飯に絡み合うことで、美味しさを引き立てるのです。

材料(一人分)

鶏肉:80g程度、卵:1個、たまねぎ:1/4個、ごはん:一膳半、しょうゆ:大さじ2杯、みりん:大さじ1杯半、だしの素:少々、水:半カップ、好みに合わせて三つ葉

作り方

鶏肉は火が通りやすく食べやすいように、一口大の大きさに切っていきます。たまねぎは薄切りに、卵はあらかじめ割って溶き卵にしておきます。小さめの鍋に水を入れて沸騰させ、だしの素・醤油・みりんを入れて割り下を作ります。割り下が温まったら鶏肉とたまねぎを投入し、火を通していきます。具に火が通ったら、鍋全体に行き渡るように溶き卵を掛けまわしていきます。卵を入れて30秒程度で火を止めて、鍋から丼に盛り付けたご飯の上に盛り付けて完成です。三つ葉は盛り付けたあと、ざく切りにしたものを上から散らします。

卵の加減

親子丼の味の決め手となる卵は、半熟状態がベストといわれています。割り下と半熟卵が混ざり合ってご飯に染みやすくなり、美味しくなるからです。しかし、調理の都合上から火を止めていても卵は具や鍋の余熱でどんどん加熱されて、固ゆで状態になりやすくなるので卵投入後の加熱は1分以下に留めるようにするべきです。

親子丼のバリエーション

親子丼は、鶏肉を他のものに変えるだけで様々な丼料理に変化します。豚肉などに変えれば「他人丼」、豚カツやチキンカツを使えば「カツ丼」に、かまぼこに変えれば「木の葉丼」、魚介類を使えば「江ノ島丼」「鎌倉丼」、肉を入れないで作れば「玉子丼」になります。親子丼さえ覚えておけば、丼料理全般をマスターしたのと同じなのです。

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